第58回アイソトープ・放射線研究発表会

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ippan

放射線効果

Thu. Jul 8, 2021 4:15 PM - 4:45 PM 第3会場

座長:岡 壽崇(原子力機構)

4:30 PM - 4:45 PM

[2610-11-02] 溶媒の誘電率の時間変化を取り入れたイオン化分布の時間発展の試行的計算

〇神戸 正雄1、岡田 尚通1、菅 晃一1、吉田 陽一1 (1. 大阪大学)


パルスラジオリシスの高時間分解能化により、イオン化直後からのダイナミクスの直接観測が可能となってきた。これまで考慮していなかった溶媒の誘電率の時間変化を取り入れた反応ダイナミクスのシミュレーションを試行的に行い、イオン化初期分布(熱化分布)からの時間発展に溶媒の誘電率の時間変化がどう寄与するかに注目し、その分布の時間発展を調べた。特にジェミネートイオン対のクーロン相互作用が時間的に変化することで、分布形状が変化することが示唆された。