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[3201-01-01] 「アイソトープを用いたがん治療の新展開」
アイソトープを利用したがん治療は、ヨウ素-131甲状腺癌治療の開始から50年以上の歴史があり、最近では、α線核種の臨床導入や、診断治療一体化theranosticsにより、難治癌の新たな治療法としての期待が高まっている。我が国では、患者が海外で治療を受けるなど立ち後れていたが、核医学治療ががん対策推進基本計画にも盛り込まれ、新薬の保険適用も見込まれており、これから大きな発展が望める。こうした我が国の核医学治療の現況を解説し、将来展望を紹介する。