特別講演「ルテチウム177を用いたがん治療薬の国内開発の経緯と線量評価」

[3202-02-01] 「ルテチウム177を用いたがん治療薬の国内開発の経緯と線量評価」

〇高野 祥子¹ (1. 横浜市立大学大学院医学研究科 )

近年、核医学治療・標的アイソトープ治療(TRT)と呼ばれるがんの治療分野が発展し、臨床応用が拡大している。現在、欧米での臨床応用が進み、国内患者の多くが海外に本治療薬を求めて渡航していたTRT製剤177Lu-DOTATE が、2020年に国内で承認申請された。この新たな神経内分泌腫瘍治療薬の国内開発の経緯と欧米にて実施されているTRT線量評価の最前線について紹介する。