第84回分析化学討論会

市民公開講演会

市民公開講演会   (ポスターのダウンロード

市民講演会はどなたでも無料でご参加いただけます.しかしながら、会場の定員になり次第締め切る場合があります.一般市民の方は事前参加申込を下記リンクからお願いします

日時:2024年5月18日(土)14時~16時 
場所:
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス  60周年記念館1階大ホール
開場:13時30分

「宇宙と分析化学」
 
 オーガナイザー:村松康司(兵庫県大),大城敬人(大阪大)

最近,「宇宙」が注目されています。宇宙航空研究開発機構(JAXA)を中心に多くの研究機関が協力して「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルを分析し,その結果が2023年に出そろいました。生命の起源に迫る大きな一歩です。また2022年は月探査元年と言われ,米国の「アルテミス計画」などこれからは人類が本格的に宇宙を開拓する時代に突入します。本講座では,生命の起源に迫る分析,はやぶさ2のサンプル分析,そして地球外文明の電波探査について第一線の研究者の方々に最先端のお話を講演していただきます。
  
 講演者   所属   講演題目       
上杉 健太朗 高輝度光科学
研究センター
SPring-8における小惑星試料の分析
小林 憲正 横浜国立大学/
東京工業大学
生命の起源と未来を宇宙に探る
鳴沢 真也 兵庫県立大学 電磁波の分析で探る地球外文明 SETIの話
 
講演要旨の閲覧 2024/5/17更新

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日時:2024年5月19日(日
14時~16時
場所:京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス  60周年記念館1階大ホール
開場 13時30分

「文化財をはかる,なおす,まもる分析化学」
 
 オーガナイザー:辻幸一(大阪公立大),藤原学(龍谷大)

文化財を後世に引き継ぐことは大変重要であり、その保存(まもる)のためには、文化財を知り(はかる)、損傷があれば適正に修復(なおす)することが求められます。2023年には文化庁が京都に移転しました。そこで、この分野の最前線で活躍されている4名の先生を迎えて、「高松塚古墳壁画」、「キトラ古墳壁画」、「ベゼクリク石窟寺院仏教壁画」、「平等院鳳凰堂」、「日光東照宮陽明門」などの保存や修復に関する研究を通じて、分析化学がどのように文化財の保存に役立っているか、さらには「古代ガラス」の分析を通して紐解かれる歴史について、お話いただきます。(2024/2/29更新)

 
 講演者   所属   講演題目          
米村 祥央 文化庁 文化庁の京都への移転と分析化学会に望むこと
北野 信彦 龍谷大学 文化財の修復と分析化学の役割
阿部 善也 東京電機大学 文化財のX線分析からわかること
岡田 至弘 龍谷大学 文化財保存・展観に見る分析事例
 
講演要旨の閲覧 2024/5/17更新