会長挨拶
日本応用糖質科学会平成29年度大会開催にあたって
日本応用糖質科学会 会長: 加藤 陽治(弘前大学 教授)
日本応用糖質科学会は,澱粉を始めとする各種糖質科学および関連する酵素科学の進歩を図り,科学,技術および関連産業の発展に寄与することを目的に,1952年澱粉工業会として設立されました.その後,1972年に日本澱粉学会,1993年には日本応用糖質科学会と改称し現在に至っており,今年で65周年を迎えることになります.発足当時から,企業,大学および公的研究機関の幅広い研究者,技術者との密接な協力のもとに,基礎だけでなく実用面から学術的な研究活動を続けています.年次大会は学会事業の中核をなすものですが,毎年,100題を超える研究発表が有り,活発な質疑応答がなされております.また,学会の活性化と人材育成,さらには研究の進展を促す目的の若手研究者によるポスター発表は,その約半数にあたります.今年は東日本支部担当で日本大学の西尾俊幸先生を実行委員長として9月6日~8日の3日間,緑豊かな日本大学生物資源学部湘南キャンパス(藤沢市)で開催されます.日本大学での開催は平成19年に開催されて以来10年ぶりです.実行委員会の皆様のご尽力に深く感謝の意を表します.
本学会会員,関連学会の会員,学部学生・大学院生をはじめ多くの皆様の積極的なご参加をお待ちいたしております.