2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 13.AI応用

[1D1] AI応用-防災・・ネットワーク

2018年6月5日(火) 13:20 〜 15:00 D会場 (4F カトレア)

座長:肥田 剛典(東京大学)

13:20 〜 13:40

[1D1-01] 海底水圧データを用いた津波高予測手法の比較

〇柏原 健之朗1、吉川 真史1、五十嵐 康彦1,2、馬場 俊孝3、堀 高峰4、岡田 真人1 (1. 東京大学、2. 科学技術振興機構 さきがけ、3. 徳島大学、4. 海洋研究開発機構)

キーワード:津波高予測、海底水圧計、ガウス過程回帰

海底水圧の変化から津波高を予測する枠組みは二つある.一つは,海底水圧データから地震のシナリオを推定し,そして推定した地震シナリオから津波高を予測するという二段階予測のアプローチだ.もう一つの枠組みは,海底水圧データから津波高を直接予測するアプローチだ.予測システムを構築する際,どちらの枠組みの手法を実装するか選定する必要がある.我々はこれら二つの予測アプローチを用いて,和歌山県沖に設置されている地震・津波観測監視システムDONETで観測される水圧データから津波高を予測する検証を行なった.その結果,直接予測のアプローチは二段階予測のアプローチに比べて予測誤差は小さく即時性も高いということが分かった.