2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 1.基礎・理論

[1E1] 基礎・理論-制約充足・最適化・定性推論

2018年6月5日(火) 13:20 〜 15:00 E会場 (4F クィーン)

座長:新田 克己(産業技術総合研究所)

14:20 〜 14:40

[1E1-04] 論理型言語PROLEGから双極議論フレームワークへの変換

〇川崎 樹1、高橋 和子1 (1. 関西学院大学)

キーワード:双極議論フレームワーク、PROLEG、法的推論

本発表では,人工知能を用いた裁判支援を目指し,論理プログラミング言語PROLEGから双極議論フレームワークへの変換について報告する.PROLEGでは判決の推論過程が明確に示されているが,推論規則間の関係や判決の全体構造を理解することは容易ではない.ここでは双極議論フレームワークに意味論を与え,PROLEGを双極議論フレームワークに変換することで,PROLEGの意味論を持つBAFを得る.その結果得られた双極議論フレームワークは,議論と攻撃関係と支持関係から成るため,推論規則間の関係や判決の全体構造を理解することがより容易となる.