2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 1.基礎・理論

[1E1] 基礎・理論-制約充足・最適化・定性推論

2018年6月5日(火) 13:20 〜 15:00 E会場 (4F クィーン)

座長:新田 克己(産業技術総合研究所)

14:40 〜 15:00

[1E1-05] 形状変化に着目した定性空間表現の提案

〇東末 桃1、高橋 和子1 (1. 関西学院大学)

キーワード:定性空間推論、知識表現、発生生物学

本発表では,形状の変化を記述するための定性的表現を考案し,その表現を使った
時空間推論について述べる.生命科学の分野における細胞分裂や臓器形成等の
発生過程を記号表現することで,定性的なシミュレーションや,
異常な状態からその原因の説明生成をすることができる.
発生過程を形状の変化としてとらえると,オブジェクト自身が曲がる,
空洞がつくられる,あるいは分裂する
などの特有の変化を見ることができる.本研究では,
そのような特徴を定性的に記述する言語を考案し,
与えられた状態から可能な状態遷移を
見つけるための条件を示し,発生生物学への応用を目指す.