2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 4.知識の利用と共有

[1F1] 知識の利用と共有-知識の利用

2018年6月5日(火) 13:20 〜 15:00 F会場 (4F ガレリア)

座長:福田 直樹(静岡大学)

14:20 〜 14:40

[1F1-04] 視点依存オープンデータの大規模作成支援ツール

〇桝屋 啓志1、古崎 晃司2、溝口 理一郎3 (1. 理化学研究所バイオリソース研究センター、2. 大阪大学産業科学研究所、3. 北陸先端科学技術大学)

キーワード:オントロジー、オープンデータ、セマンティックWeb

近年、情報のオープン化,ビッグデータ化が進んだことで、多種多様な情報へのアクセスを改善するための技術ニーズが高まっている。特に、異なる視点で作成されたデータを統合することができれば,知識の相互利用をさらに進めることができると期待される。本研究では、ロール概念によりコンテキストや視点依存性が記述できるオントロジー構築環境「法造」を基盤として、データの大規模編集をサポートするソフトウェアツールを作成した。表計算ソフトのような操作感で、クラスレベルの修正と洗練化と,インスタンス作成を行き来しながら、大規模データを作成できる。本研究は高度に構造化されたへヴイウェイトオントロジーに基づくオープンデータの大規模作成やメンテナンスに貢献すると考えている。