2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 12.ヒューマンインタフェース・教育支援

[1L2] ヒューマンインタフェース・教育支援-教育・学習支援(2)

2018年6月5日(火) 15:20 〜 17:00 L会場 (3F サファイアホール飛鳥)

座長:野口 孝文(釧路高専)

15:20 〜 15:40

[1L2-01] 仮想学級の雰囲気表現を用いた教員志望者の指導訓練環境の検討

〇福田 匡人1、黄 宏軒3,4,2、桑原 和宏2 (1. 立命館大学大学院情報理工学研究科、2. 立命館大学情報理工学部、3. 理化学研究所革新知能統合研究センター、4. 京都大学大学院情報学研究科 知能情報学専攻)

キーワード:マルチエージェント、教育支援

新任教員が多様化する学校問題に対応するには,多くの指導経験を積むことが求められる.しかし,多様な学校問題に対応する実践的指導力やコミュニケーション能力を養成するカリキュラムは存在するが,実際の教育現場において指導力を養う機会は少ない.本研究は,実際の授業現場で活用できる指導力の養成を目的とし,生徒としてのCGキャラクタとのインタラクションを通して指導訓練が可能な,マルチエージェントシステムの開発を目指す.インタラクションの実現のため,仮想生徒が感情変化に応じて自律的に振る舞い,学級の雰囲気を生成する雰囲気モデルを構築した.これにより,仮想生徒は情動変化に応じて,自律的に振る舞いを決定し,授業者の授業に応じてリアルタイムに反応する.本稿は仮想学級の雰囲気モデルを活用した,指導訓練システムの検討を行う.