2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-15 実社会問題へのチャレンジ

[1O3-OS-15b] 実社会問題へのチャレンジ(2)

2018年6月5日(火) 17:20 〜 19:00 O会場 (2F 開聞)

18:20 〜 18:40

[1O3-OS-15b-04] 大規模イベントにおける来場者行動分析

〇近藤 那央1、原田 奈弥1、山下 和也1、大前 智嵩1,2、本村 陽一1,2 (1. 産業技術総合研究所、2. 東京工業大学)

キーワード:イベント、行動分析

複数の独立した展示ブースが集合し,来場者が自由に回遊することのできる大規模イベントは,様々なテーマで頻繁に開催されている.我々は,2016年度より科学技術イベントであるサイエンスアゴラにて,"みえちゃう!タッチラリー"と称した来場者回遊データ収集システムの開発・運用実験を行ってきた.本論文では,サイエンスアゴラ2017の3日目で得られた来場者回遊データの中で,特に時間に着目し解析を行なった結果について示す.訪問時間を中心として解析を行う事で,来場者全体の会場内の回遊を推定することができた.今後訪問時間や訪問ブースなどで来場者をセグメント化することができれば,セグメント毎の回遊行動を推定できる.将来の大規模イベントにおいて,データに基づくブース配置や当日の誘導などの設計ができる可能性が示された.