1:20 PM - 1:40 PM
[2B2-OS-19a-01] How the learning environment in which high-quality opportunities exist for collaborative problem solving skills is linked to fostering ability
Keywords:Enbodied Knowledge, Collaborative Problem Solving, Protocol Analysis, Learning Sciences
本研究は、2人の学習者の協調問題解決(CPS)能力の発揮と認識を、その学年時々経験する学習環境との相互作用の関係と共に追った。結果、CPS能力が発揮しやすい学習環境で学んだことが、必要な学習環境の構築のすがたの意識を持つことを、それぞれなりに持っていると共に、発揮しにくい学習環境ではこれまでの個々人の特性に依存する相互作用の関係にあることが見えた。
対象学習者は、2018年3月現在中学3年生のAさんとBさんで、2人の小学3〜6年生の授業中の発話データ、そして中学進学後の2015年11月にインタビューデータを用いた。対談インタビューでは、Aさんが「同じH小の子が一人でもいれば、なんとかいける」、Bさんが「H小出身者が一緒にいる今の班なら平気」と発言するなど、H小学校の学習環境を卒業した生徒同士であれば、CPS能力を発揮できると指摘していた。良質な発言チャンスのある学習環境であれば、AさんもBさんも質の高いCPS能力を発揮することができていた。しかし、中学校のそうでない学習環境下に戻ってしまうと、小学校3年生の初期のときに見せていたような個人の特性が戻って出てくることが見えてきた。
対象学習者は、2018年3月現在中学3年生のAさんとBさんで、2人の小学3〜6年生の授業中の発話データ、そして中学進学後の2015年11月にインタビューデータを用いた。対談インタビューでは、Aさんが「同じH小の子が一人でもいれば、なんとかいける」、Bさんが「H小出身者が一緒にいる今の班なら平気」と発言するなど、H小学校の学習環境を卒業した生徒同士であれば、CPS能力を発揮できると指摘していた。良質な発言チャンスのある学習環境であれば、AさんもBさんも質の高いCPS能力を発揮することができていた。しかし、中学校のそうでない学習環境下に戻ってしまうと、小学校3年生の初期のときに見せていたような個人の特性が戻って出てくることが見えてきた。