2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-19 臨床の知

[2B2-OS-19a] 臨床の知(1)

2018年6月6日(水) 13:20 〜 14:40 B会場 (4F ムーンライト)

13:40 〜 14:00

[2B2-OS-19a-02] リハビリテーションにおける身体知へのアプローチ

〇児玉 謙太郎1、安田 和弘2、牧野 遼作2 (1. 神奈川大学、2. 早稲田大学)

キーワード:身体知、システム論、非線形解析

本研究では、リハビリテーションの実践的・臨床的なフィールドにおける身体知、スキルへ如何にアプローチできるか議論する。これらに科学的にアプローチし、研究しようとする際、ある種のジレンマがある。つまり、伝統的な科学の枠組みの中で、研究者が現実世界の特定の対象や現象を仮説検証的に解明しようとしたら、一見無関係にみえる他の要因を剰余変数として排除しなければならない。しかし、実際には多くの現実の自然現象は、それを取り囲む環境や状況と分離することが難しい。言い換えれば、それらは環境や状況に埋め込まれていると言えよう。このジレンマは、実践や臨床の現場における身体知、スキルを明らかにする際の難しさを示している。そこで、本研究では関連する問題を挙げ、我々の研究、アプローチについて述べる。