2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

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[2G4] ロボットと実世界-感情分析・時系列分析

2018年6月6日(水) 17:20 〜 18:40 G会場 (5F ルビーホール飛天)

座長:大澤 博隆(筑波大学)

18:20 〜 18:40

[2G4-04] ノンパラメトリックベイズ法に基づく時系列データの分節化

〇長野 匡隼1、中村 友昭1、長井 隆行1、持橋 大地2、小林 一郎3、金子 正秀1 (1. 電気通信大学、2. 統計数理研究所、3. お茶の水女子大学)

キーワード:教師なし学習、分節化、隠れセミマルコフモデル

本稿では,連続的な時系列データを教師なしで分節化する手法を提案する.ガウス過程(GP)を出力確率分布とした隠れセミマルコフモデル(HSMM)により,連続的な身体動作を単位動作に分節化する手法(GP-HSMM)が提案されている.しかし,GP-HSMMでは,予め分類されるクラス数を与える必要があった.そこで,階層ディリクレ過程(HDP)を導入することで,GP-HSMMをノンパラメトリックベイズモデルに拡張したHDP-GP-HSMMを提案する.提案手法では,GPから単位動作が生成され,それらが結合されることで,動作全体が生成されると考える.クラス数を階層ディリクレ過程とSlice Samplingにより決定し,Forward filtering-Backward samplingによりパラメータを推定することで教師なしの身体動作の分節化が可能となる.