2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 3.データマイニング

[2H2] データマイニング-身体データマイニング

2018年6月6日(水) 13:20 〜 15:00 H会場 (10F スカイホール)

座長:檜山 敦(東京大学)

13:20 〜 13:40

[2H2-01] 隠れマルコフモデルを用いたテニスにおけるラリー系列からのパターン発見

〇宮原 捺希1、手塚 太郎2、中内 靖3 (1. 筑波大学図書館情報メディア研究科、2. 筑波大学図書館情報メディア系、3. 筑波大学システム情報系)

キーワード:スポーツ、テニス

本研究では,テニスのモーションキャプチャシステムから取得されるボール位置データのパターン分析を行うことで,テニスの戦術企画に貢献するシステムを構築する.テニスの試合におけるラリー中のボールのバウンド位置データに機械学習を適用することで,ラリーの特徴抽出を行うことを本研究の目的としている.提案手法として,ボールのバウンドの時系列データに隠れマルコフモデル(HMM)を適用し,ラリーの統計モデリングを行った.実験では,HMMによって表現される混合要素と重心の分散を,4種類のテニスコートのエリア分割に対応させて検証を行った.さらに,初期状態確率と遷移状態確率からボールの遷移の傾向を読み取り,ラリーの特徴抽出を行った.