2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 3.データマイニング

[2H2] データマイニング-身体データマイニング

2018年6月6日(水) 13:20 〜 15:00 H会場 (10F スカイホール)

座長:檜山 敦(東京大学)

13:40 〜 14:00

[2H2-02] サッカーのパス網分析における中心性測定の新指標

〇神畠 正稔1、折原 良平1、清 雄一1、田原 康之1、大須賀 昭彦1 (1. 電気通信大学)

キーワード:グラフマイニング、サッカー、ビッグデータ

データ分析は、ビジネス、科学、スポーツなどさまざまな分野で活用されている。 その中でもサッカーチームにおける選手やチームの評価は、戦術、トレーニング、スカウティングに影響を与えており、試合結果のシュートやゴールなどのデータを活用することで、選手やチームが評価される。 しかし、シュートやゴールなどのデータを活用するだけでは、選手やチームの能力を十分に理解するのは不十分である。 本研究では、サッカーのパスのデータを用いた新しい分析手法について述べる。 選手やチームのパフォーマンスを評価するために、グラフマイニングを適用している。 選手やチームを評価するために、組織内の個々の貢献度を評価する中心性という指標がある。 本研究では得られる選手間の中心性の測定において最短経路だけでなく、最短経路より長い経路も考慮している。 その結果、提案した手法は従来の方法よりも試合結果とより整合していることがわかった。