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[2J3-02] 生活習慣や体質のデータを用いたうつ傾向の予測
キーワード:うつ、クラウドソーシング、ヘルスケア、生活習慣、機械学習
本研究は,生活習慣や体質のデータを用いたうつ傾向の予測を目的とする.うつ傾向の指標であるK6により判定されたうつ傾向の有無を,食生活,睡眠,性格などのデータを特徴量とした機械学習により予測した.生活習慣・体質などについて多様な側面から尋ねる290問からなる質問紙を作成し,クラウドソーシングを通じてK6と共に987人の実験協力者から回答を集めた.ランダムフォレスト及びロジスティック回帰を用いて,うつ傾向の有・無を識別するモデルを学習した.結果,ランダムフォレストで正解率0.97,ロジスティック回帰で正解率0.95となった.予測に対して貢献が高かった質問のカテゴリーは,中医学,病歴,食生活だった.