2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 13.AI応用

[2J3] AI応用-医療(1)

2018年6月6日(水) 15:20 〜 17:00 J会場 (2F ロイヤルガーデンB)

座長:小澤 順(産業技術総合研究所)

15:40 〜 16:00

[2J3-02] 生活習慣や体質のデータを用いたうつ傾向の予測

〇山口 栞1、田中 宏季1、真木 勇人1、金谷 重彦1,2、鈴木 信孝3、中村 晢1,2 (1. 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科、2. 奈良先端科学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター、3. 金沢大学 医薬保健学総合研究科)

キーワード:うつ、クラウドソーシング、ヘルスケア、生活習慣、機械学習

本研究は,生活習慣や体質のデータを用いたうつ傾向の予測を目的とする.うつ傾向の指標であるK6により判定されたうつ傾向の有無を,食生活,睡眠,性格などのデータを特徴量とした機械学習により予測した.生活習慣・体質などについて多様な側面から尋ねる290問からなる質問紙を作成し,クラウドソーシングを通じてK6と共に987人の実験協力者から回答を集めた.ランダムフォレスト及びロジスティック回帰を用いて,うつ傾向の有・無を識別するモデルを学習した.結果,ランダムフォレストで正解率0.97,ロジスティック回帰で正解率0.95となった.予測に対して貢献が高かった質問のカテゴリーは,中医学,病歴,食生活だった.