2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 12.ヒューマンインタフェース・教育支援

[2K2] ヒューマンインタフェース・教育支援-仮想・拡張現実・エージェント

2018年6月6日(水) 13:20 〜 15:00 K会場 (3F あじさい・もくれん)

座長:瀬田 和久(大阪府立大学)

13:40 〜 14:00

[2K2-02] 仮想空間上の灯明光源効果を用いた時代屏風の再現

〇津野 駿幸1、稲本 万里子2、小長谷 明彦1 (1. 東京工業大学、2. 恵泉女学園大学)

キーワード:仮想現実、芸術、Unity

近年,IT技術と芸術を融合した新しい研究領域の試みとして,日本美術の代表となる源氏絵のオントロジーを用いた研究および深層学習を用いた源氏絵の分析などの研究が進められている.本研究では仮想空間技術を利用して,平安貴族が鑑賞したと思われる時代屏風の再現を試みる.時代屏風は背景に金箔が貼られており,平安時代には照明器具として灯明が用いられていた.一般に,芸術作品を灯明のような燃焼を伴う灯りで鑑賞することは安全性の観点から困難である.この問題を仮想空間上で灯明の灯りと金箔からの光源反射を忠実に再現することで解決する.