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[2K2-03] 集団の協調パターン形成を目的とした仮想環境での視線行動の分析
キーワード:集団行動、一人称視点、仮想環境
サッカーやハンドボールといったゴール型ボールゲームにおいては,パス行動時にパスが可能な味方を複数探索し,それぞれの意図を推定してパスが可能な選手を選択する.更にパス可能な選手の周囲に存在する敵の位置や行動を確認してその意図を推定し,最もパスが成功する味方選手を決定する.このような時間的・空間的に強い制約を受けた瞬時の意図推定および判断を実現するためには,集団内部で共有される協調パターンが存在すると考えられる.そこで本研究では,サッカーにおいて協調パターンを形成することが重要であるパスシーンに着目し,仮想環境を用いてサッカー選手の一人称視点を呈示した.更に呈示前後の視線行動を分析し,協調パターン形成に関する被験者の意図推定の過程を検討した.