2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 9.自然言語処理・情報検索

[2L1] 自然言語処理-情報抽出

2018年6月6日(水) 09:00 〜 10:40 L会場 (3F サファイアホール飛鳥)

座長:柳瀬 利彦(株式会社 日立製作所)

09:00 〜 09:20

[2L1-01] 局所文脈と関連文書を用いた地名に対する地理的位置の同定

〇関 龍1、乾 孝司1 (1. 筑波大学)

キーワード:情報抽出、固有表現、地名

本論文では文書内に出現する地名に対して実世界上の地理的位置を対応させるタスクを扱う.このタスクにおいて,1つの地名が複数の地理的位置を指している状態が度々発生する.この状態を解決すべく先行研究では候補の中から最良のものを選ぶ手法が多く提案されてきた.例えば人口が最も多い候補を出力とする手法が挙げられる.
本研究では先行研究で必要だった外部データよりも簡単に入手でき前処理も簡単な関連文書を用いることで最良の候補を選ぶ手法を提案した.この手法により70%ほどの精度を確保でき,今よりも多くの関連文書を扱うことでさらに精度の向上が期待される.