2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 5.Webインテリジェンス

[2Z2] Webインテリジェンス-Webインテリジェンス(1)

2018年6月6日(水) 13:20 〜 14:40 Z会場 (3F 松・竹)

座長:西村 悟史(産業技術総合研究所)

14:00 〜 14:20

[2Z2-03] LOD Surfer API: クラス間関係に基づく LOD 探索のためのウェブ API

〇山口 敦子1、小林 紀郎2、桝屋 啓志2、山本 泰智1、古崎 晃司3 (1. 情報・システム研究機構、2. 理化学研究所、3. 大阪大学)

キーワード:リンクとオープンデータ、生命科学データベース

生命科学分野ではLinked Open Data (LOD)が急速に普及しつつあり,これまで数多くのデータベースがLOD上で公開されている.これらのデータベースを有効に活用するためには,公開されているデータベースの物理的位置に関わらず,複数のデータベースから自在にデータを切り取り,組合わせて利用できることが望ましい.LOD上で公開されるデータベースはSPARQLエンドポイントと呼ばれるクエリ記述言語による検索が可能なウェブAPIと共に提供されることが多い.一方,著者らはこれまでSPARQLクエリの記述支援のため,SPARQL Builder Metadataとよぶ各エンドポイントのデータスキーマに関するメタデータを収集してきた.そこで,著者らは,これらのメタデータからクラス間関係をベースとした一つのグラフを構築することで,LOD上のデータを柔軟に切り取る手法を提案する.そして,そのプロトタイプとして実装したLOD Surfer APIを紹介し,その利用について議論する.