2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-12 マイニングと知識創発

[3F1-OS-12a] マイニングと知識創発(1)

2018年6月7日(木) 13:50 〜 14:50 F会場 (4F ガレリア)

13:50 〜 14:10

[3F1-OS-12a-01] 確率的因果意味解析(PCSA)

テキストデータを用いたターゲット事象の要因トピックの抽出

〇野守 耕爾1 (1. 株式会社アナリティクスデザインラボ)

キーワード:確率的潜在意味解析、テキストマイニング、特許分析

テキストデータからあるターゲット事象に影響を与えるトピックに限定してPLSAで抽出する手法を,確率的因果意味解析(PCSA: Probabilistic Causal Semantic Analysis)として提案する.またその適用事例として,約3万件の特許公報の要約のテキストデータを用いて,ある出願年以降の出願であることをターゲット事象に,その出願年前後で影響を与えるトピック,つまりその出願年を境に上昇傾向,あるいは下降傾向にあるトピックを抽出した分析結果を紹介する.本手法はテキストデータに潜む要因関係を顕在化させ,特にターゲット事象に影響を与える要因を集中的に抽出することができ,効果的なビジネスアクションの検討に有用な知識を提供することが期待できる.