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[3G1-01] 主語と補語の意味的関係を考慮した be 動詞の過剰一般化誤り検出
キーワード:文法誤り検出、語学学習支援
本論文では,学習者の英語によくみられるbe動詞の過剰一般化誤りを検出する方法を提案する.be動詞の過剰一般化誤りとは,意味的に同一関係にない主語と補語をbe動詞で結びつける誤りを指す(例:*Paris is rain.).提案手法では,単語の分散表現に基づいて,主語と補語の意味的同一関係を判定し,誤りの検出を行う.また,提案手法で必要となるハイパパラメータを自動的に設定する方法についても述べる.実験結果,提案手法は,二種類のベースライン手法(共起に基づいた手法とWordNetのオントロジーに基づいた手法)よりも有意に性能が高いことを確認した.また,実験結果の分析により,学習を促すためのフィードバックメッセージを自動的に生成する方法も示す.