2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-25 人工知能と倫理

[3H1-OS-25a] 人工知能と倫理(1)

2018年6月7日(木) 13:50 〜 15:30 H会場 (10F スカイホール)

15:10 〜 15:30

[3H1-OS-25a-05] IEEE「倫理的に調和した設計」を用いた議論の場とコミュニティの設計

〇江間 有沙1、長倉 克枝2、工藤 郁子3 (1. 東京大学、2. 科学ライター、3. マカイラ株式会社)

キーワード:倫理、コミュニティ

技術の設計段階からその倫理的,法的,社会的な観点について考えていくためには,技術者にとっても倫理や価値の議論が自分事として考えられるような場や環境づくりが重要となる.そのため,技術に関する倫理や価値の「中身」の議論だけではなく,多様な人々を巻き込むという「プロセス」や,コミュニティ形成の方法についても実践と記録を残していくことが,重要である.筆者らは,これまでも「人工知能と社会について考える場作り」として,様々な分野・業種の専門家を対象とした企画を行ってきた.本稿では,IEEEが公開している報告書に関するワークショップを事例として,どのように異分野・異業種の専門家による企画を組織,運営しているかを紹介する.