2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-25 人工知能と倫理

[3H2-OS-25b] 人工知能と倫理(2)

2018年6月7日(木) 15:50 〜 17:10 H会場 (10F スカイホール)

16:50 〜 17:10

[3H2-OS-25b-04] 公的であり私的:ファン研究炎上の分析

〇大澤 博隆1、江間 有沙2、西條 玲奈3、久保 明教4、神崎 宣次5、久木田 水生6、市瀬 龍太郎7、服部 宏充8、秋谷 直矩9、大谷 卓史10 (1. 筑波大学、2. 東京大学、3. 北海道大学、4. 一橋大学、5. 南山大学、6. 名古屋大学、7. 国立情報学研究所、8. 立命館大学、9. 山口大学、10. 吉備国際大学)

キーワード:研究倫理、情報倫理

オンラインサービスでは、ユーザーのコミュニケーション活動とコンテンツが公開される。 このオンライン情報は、ユーザー生成コンテンツの作成サイクルを加速するのに貢献する。 さらにこれらのサービスは、研究者がオンラインテキストを、社会活動の調査研究とも呼ばれる、人間活動を容易に分析するための公的な資源として利用することを可能にする。 しかし特に創造に関わる分野では、コンテンツが公開されている場合においても、プライバシーに関する論争の的になる問題が存在することを認識する必要がある。 本研究では、オンラインファンフィクション小説における性的表現の抽出とフィルタリングを試みた研究が起こした炎上事件のケースを通し、オンライン研究のための新しいガイドラインを作成しようと試みる。 本研究では法と倫理を含む工学と人文学の両方の分野の研究者が、それぞれの専門分野に応じて倫理的、法的、社会的問題を抽出した。