16:30 〜 16:50
[3J2-03] ソシオン理論に基づいた学級集団ネットワークと学級内SNSのモデル化
キーワード:マルチエージェントシミュレーション、ソシオン理論、ネットいじめ
近年,若者の間でSNSが流行しており,青少年のインターネット利用率も
年々増加している.一方,マスメディアでは「いじめ問題」や
「学級崩壊」など,教育現場での問題が多く取り上げられており,
平成28年度のいじめの認知率は過去最大となっている.
その中で,SNSの流行に伴い「ネットいじめ」という社会問題が生まれた.
本稿では,いじめの増加とSNSの関連を
解明することを目的として,学級集団と学級内のSNSをモデル化し
マルチエージェントシミュレーションにより実験を行った.
ネットワークモデルにソシオン理論,コミュニケーションモデルに
ハイダーのバランス理論を使用した.実験の結果,
SNSを使用することで一定数のエージェントの友人が増加した.
一方,小数のエージェントに排斥が集中する結果となった.
SNSを導入したことで,エージェントが情報共有を行い,
同調することで,いじめが発生すると考えられる.
今後は,いじめの増加とSNS使用率増加の相関に関して
分析を行っていく.
年々増加している.一方,マスメディアでは「いじめ問題」や
「学級崩壊」など,教育現場での問題が多く取り上げられており,
平成28年度のいじめの認知率は過去最大となっている.
その中で,SNSの流行に伴い「ネットいじめ」という社会問題が生まれた.
本稿では,いじめの増加とSNSの関連を
解明することを目的として,学級集団と学級内のSNSをモデル化し
マルチエージェントシミュレーションにより実験を行った.
ネットワークモデルにソシオン理論,コミュニケーションモデルに
ハイダーのバランス理論を使用した.実験の結果,
SNSを使用することで一定数のエージェントの友人が増加した.
一方,小数のエージェントに排斥が集中する結果となった.
SNSを導入したことで,エージェントが情報共有を行い,
同調することで,いじめが発生すると考えられる.
今後は,いじめの増加とSNS使用率増加の相関に関して
分析を行っていく.