2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-18 建築,都市環境のレジリエンスを支えるAI

[3K1-OS-18a] 建築,都市環境のレジリエンスを支えるAI(1)

2018年6月7日(木) 13:50 〜 15:10 K会場 (3F あじさい・もくれん)

14:50 〜 15:10

[3K1-OS-18a-04] 画像認識技術の鉄筋自動識別への試適用

〇市川 享祐1、坂口 剛1 (1. 株式会社アーク情報システム)

キーワード:画像認識、建築

鉄筋工事において,配筋ミスの防止は重要な課題である.配筋とその検査に誤りがあった場合,建物の耐久性・強度に問題が生じる危険性がある.そのため,正確な検査が必要とされるが,人間による配筋検査は検査品質にばらつきが生じる上,多くの時間と手間を要する.鉄筋識別の手段として,鉄筋表面に記されたロールマークを目視する方法があるが,マークが小さくて見えにくい事,メーカーによってマークが異なる事などが問題視されている.本検討では,配筋検査における品質確保や検査に要する時間短縮を目的とし,畳込みニューラルネットワークによる鉄筋ロールマークの自動認識を試みた.また,Grad-CAMによる考察を行った.