[3Pin1] インタラクティブ(1)

[3Pin1-46] 個性に基づくケアのための認知症ケア協調学習環境の構築と実践

〇小俣 敦士¹、石川 翔吾¹、宗形 初枝¹、中野目 あゆみ²、伊東 美緒³、坂根 裕⁴、本田 美和子⁵、原 寿夫²、桐山 伸也^1,6、竹林 洋一^1,4,6 (1. 静岡大学、2. 郡山市医療介護病院、3. 東京都健康長寿医療センター研究所、4. 株式会社エクサウィザーズ、5. 東京医療センター、6. みんなの認知症情報学会)

キーワード：認知症ケア、協調学習、個性

本稿では，認知症高齢者の個性やゴール(願い)といった個性情報に基づいたケアの実践と高度化のための協調学習環境を提案し，有効性について検討する．
本学習環境では，認知症の人本人の個性やゴールといった個性情報をもとに，認知症ケアの映像を用いて組織全体で学びを促進できる．認知症ケアの現場において，提案する学習環境の枠組みに則って協調学習を実施した．
その結果，個性やゴールに基づき協調的に学ぶことが，ケアを受ける相手の理解を深めるとともに，ケアを行う際の目標やその意図をチーム全体で共有でき，多様な個性を持った認知症の人に合わせたケア実践につながることが示唆された．