2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-27 人工知能の医療応用

[4C1-OS-27a] 人工知能の医療応用(1)

2018年6月8日(金) 12:00 〜 13:40 C会場 (4F オーキッド)

12:20 〜 12:40

[4C1-OS-27a-02] 畳込みニューラルネットワークとSVMを用いたびまん性肺疾患の陰影識別

〇樋口 拓郎1、間普 真吾1、橋本 典明1、木戸 尚治1、平野 靖1、近藤 堅司2,3、小澤 順3 (1. 山口大学、2. 産業技術総合研究所、3. パナソニック株式会社)

キーワード:畳込みニューラルネットワーク、サポートベクターマシン

CAD(Computer Aided Diagnosis)の研究は医師にセカンド・オピニオンを与えるために行われ、自動特徴抽出能力を備えた深層学習を用いた。しかし、深層学習は、高性能を達成するためにラベル付きデータを多数必要とします。本論文では、機械学習を用いたびまん性肺疾患の分類問題を扱っており、ラベル付き訓練データの数を減らして高い分類精度を達成することを目指している。提案手法は、最初にSelective Searchを使用して肺CT画像から関心領域(ROI)画像を抽出する。そして、VGG16とSVMとを組み合わせて分類を行う。 VGG16は、畳込みニューラルネットワーク構造の1つであり、特徴抽出器として使用し、分類はSVMで行う。実験結果から、提案法はVGG16単独よりも高い分類精度を示した。