[4F1-OS-11c] AIによる地域課題の解決(3)

[4F1-OS-11c-02] ライドシェアサービス向け経路探索アルゴリズムの性能評価

〇吉塚 裕生¹、内田 英明¹、藤井 秀樹¹、吉村 忍¹ (1. 東京大学大学院工学系研究科)

キーワード：ライドシェア、経路探索、自律型乗合車両

ライドシェアサービスは、ユーザにとって利便性が高く，リアルタイムで使用できる，安価な都市型モビリティである．このサービスは顧客の予約後すぐに配車を行う必要があるため、リアルタイム性が重要視される。そのため、交通流シミュレータに本サービスを実装し，ライドシェア用経路探索アルゴリズムについて全数探索法と逐次挿入法の性能を評価する．実験では、複数のデマンドを次々とランダムな位置に発生させ，全車両のコスト計算が終了するまでに要した計算時間の総和と迂回コストを計測する．複数のケースの実験により，計算時間について逐次挿入法はユーザが許容可能な程度に高速計算可能であり，かつ最適解から解の精度がそこまで劣らないことを示した．