12:20 〜 12:40
[4J1-02] 弁別性の実装による擬人化エージェントへの信頼感の向上
キーワード:擬人化エージェント、バーチャルエージェント、信頼
本研究では, オンラインショップなどでユーザに商品を推薦する擬人化エージェントの,ユーザから知覚される信頼性を上昇させるための手段として,「弁別性」の実装を提案し検証した.
本研究では,「弁別性」を「話題に応じて推薦戦略を変えること」と定義し,論理的推薦戦略と感性的推薦戦略という2つの戦略を定義した.
そして,「推薦前にエージェントから「特に関心のある話題」として教示された話題について述べる時のみ,感性的推薦戦略を用いると,ユーザから自由意志を持つように知覚され,信頼性が向上する」という仮説を立て,実験によって検証した.
実験の結果,推薦前の教示と合致した弁別性を実装した擬人化エージェントは,弁別性のないエージェントおよび推薦前の教示と逆の弁別性を持つエージェントよりも自由意志を知覚され,信頼性が向上することが示された.
本研究では,「弁別性」を「話題に応じて推薦戦略を変えること」と定義し,論理的推薦戦略と感性的推薦戦略という2つの戦略を定義した.
そして,「推薦前にエージェントから「特に関心のある話題」として教示された話題について述べる時のみ,感性的推薦戦略を用いると,ユーザから自由意志を持つように知覚され,信頼性が向上する」という仮説を立て,実験によって検証した.
実験の結果,推薦前の教示と合致した弁別性を実装した擬人化エージェントは,弁別性のないエージェントおよび推薦前の教示と逆の弁別性を持つエージェントよりも自由意志を知覚され,信頼性が向上することが示された.