2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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インタラクティブ発表

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[4Pin1] インタラクティブ(2)

2018年6月8日(金) 09:00 〜 10:40 P会場 (4F エメラルドロビー)

09:00 〜 10:40

[4Pin1-42] 家庭電力データからのライフパターン分析に関する検討

〇白井 佑1、服部 俊一2、高間 康史1 (1. 首都大学東京大学院、2. 一般財団法人電力中央研究所)

キーワード:電力データ、スマートメータ、ライフパターン、高齢者支援

本稿では,QOL向上や健康維持のための行動推薦を想定し,電力データから居住者のライフパターンを分析する.近年,スマートメータの普及に伴い電力データの活用が注目されている.その1つとしてQOL向上や高齢者の長期的な見守りの観点から,電力データを用いた居住者の行動推定や,ライフパターンの分析が研究されている.関連研究として不在・在宅推定,用途分解と言った行動推定や電力データをクラスタ分析し幾つかのライフパターンに分け新たな知見を得ようとするものがあげられる.しかし,前者は居住者の行動を特徴量として抽出することが目的であり,ライフパターンの分析は対象としていない.また,後者はクラスタ毎のライフパターンの解釈が難しいという問題がある.提案手法では電力データから推定した幾つかの行動を特徴量としたデータをクラスタリングし,居住者行動ベースのライフパターン分析を行う.実データを分析した結果より,ライフパターンの推定可能性について考察する.