2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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インタラクティブ発表

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[4Pin1] インタラクティブ(2)

2018年6月8日(金) 09:00 〜 10:40 P会場 (4F エメラルドロビー)

09:00 〜 10:40

[4Pin1-51] 2 次元コード用電子透かしと符号化開口の共進化的同時設計に関する基礎検討

〇竹下 真悟1、濱崎 弘樹1、前原 武1、中居 謙太郎1、園田 聡葵2、三鴨 道弘1、川崎 洋2、長原 一3、小野 智司1 (1. 鹿児島大学大学院 理工学研究科 情報生体システム工学専攻、2. 九州大学大学院 システム情報科学研究院 情報知能工学専攻、3. 大阪大学データビリティフロンティア機構)

キーワード:協調型共進化、電子透かし、符号化開口

近年,2次元コードを用いた認証が広く利用されている.しかしながら2次元コードは複製が容易であり,複製された2次元コードの不適切な利用が懸念される.このため,2次元コードに対して電子透かしを埋め込むことで複製の検知を行う手法が提案されている.しかし,電子透かしが画像の高周波成分に埋め込まれている場合,撮影により電子透かしの成分が失われる可能性がある.撮影時のボケの発生による周波数成分の損失を回避する技術の1つとして符号化開口が注目されている.本研究では広い被写界深度と角度で透かしの抽出が行える電子透かしを実現するため,透かしの埋め込みスキームと符号化開口とを同時に設計する方式を提案する.実験により提案手法で設計された開口が,焦点ボケを含む画像から透かしを抽出できることを確認した.