2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » [OS] OS-17 農業とAI

[1F4-OS-17b] 農業とAI(2)

2019年6月4日(火) 17:20 〜 19:00 F会場 (302B 中会議室)

小林 一樹(信州大学)、竹崎 あかね(農研機構革新工学センター)

17:40 〜 18:00

[1F4-OS-17b-02] 農業ナレッジグラフを用いた営農記事からの農作物の関係の発見

〇朱 成敏1、武田 英明1、竹崎 あかね2、吉田 智一2 (1. 国立情報学研究所、2. 農業・食品産業技術総合研究機構)

キーワード:農業、農業情報、農作業、農作物

農業分野で語彙は表記の多様性があり同じ意味を持つ概念でも様々な表記で用いられる場合が多い。こういった表記の揺らぎは農業データやコンテンツなど農業ICTシステムにおける情報利用において妨げとなる。筆者らは先行研究で農作業における標準語彙である農作業基本オントロジーと農作物の語彙を整理した農作物語彙体系を連携し、農業分野のナレッジグラフとして構築を行なった。農業ナレッジグラフは農業分野の概念が持つ様々な情報の意味関係を定義しており、語彙の変換や目的によって概念の階層を変更することも可能となる。また、収録されている同義語や英名を利用することも可能となる。本研究は農業ナレッジグラフを用いて表記の揺らぎ、概念の上下関係を用い。一貫性のある情報抽出を提案する。実際の営農記事を用いて実験を行い、意味関係から農作業に注目した農作物の類似性を判別する。