[1H2-J-13] AI application: image and sensitivity

[1H2-J-13-03] Proposal of latent sensory estimation method for BGM recommendation using VR and EEG measurement

〇Yoji Kawano¹, Kikue Sato³, Eichi Takaya¹, Satoshi Suga¹, Kazuki Yamauchi², Satoshi Kurihara¹ (1. KeioUniversity, 2. RecoChoku Co.,Ltd., 3. The University of Electro-Communications)

Keywords:BGM recommendation, EEG measurement, Latent sensation

場の雰囲気は，人と人との間に流れる「空気」や視覚情報，聴覚情報などが複雑に絡み合うことによって形成されている．これを人為的にデザインする場合，特に視覚情報と聴覚情報(BGM)をコントロールすることが重要である．BGMには感情誘導効果やイメージ誘導効果があるとされており，小さな労力で場の雰囲気に合わせることができる．本研究では，店舗の雰囲気に適したBGMを推薦するシステムの構築を目指す．従来研究では，場の雰囲気から想起する人間の喜びや悲しみ，怒り (ストレス)，落ち着きなどの感性評価はアンケートやインタビューなどの測定方法が用いられていた．しかし，この評価方法では被験者の顕在意識に影響を受ける可能性がある．また，従来研究では，没入感のない画像を見て評価を行っており，現場にいる感覚での推薦に至らない可能性がある．そこで，本研究では人手による音楽の印象抽出ではなく，脳波を読み取ることで人が潜在的に抱く印象を抽出した．また，Virtual Reality(VR) を用いることで，あたかも現実空間にいるような環境で，あらゆる空間での実験を行った．