2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[1H3-J-13] AI応用: 医療とヘルスケア

2019年6月4日(火) 15:20 〜 17:00 H会場 (303+304 小会議室)

座長:近藤 堅司(パナソニック株式会社) 評者:佐藤 佳州(パナソニック株式会社)

16:00 〜 16:20

[1H3-J-13-03] 目視点検の損傷画像による鉄筋露出セグメンテーションの転移学習

中島 道浩1、〇安野 貴人1、永富 大亮1、野田 一弘1、青柳 聖1、関口 斉治1 (1. 八千代エンジニヤリング株式会社)

キーワード:ディープラーニング、セマンティック・セグメンテーション、転移学習、インフラ損傷検出、鉄筋露出

土木構造物が老朽化するなかで,効率よい点検と的確な診断が求められている.特に,市町村では,技術職員の不足と維持管理費の予算制約が問題となる.従来の近接目視の5段階判定と対策区分に加え,損傷写真からピクセル単位で損傷検出を自動化できれば,損傷の規模がどの程度か,より柔軟に対策情報を提示しうる.損傷のなかでも,剥離・鉄筋露出は発生頻度が多く,修繕措置の判断を行う機会が多い.本稿では,近接目視点検の損傷画像を用いて,セマンティック・セグメンテーションを可能とする転移学習の3つの損傷検出手法を比較検討する.実際に,目視点検による鉄筋露出の画像を用いて,本手法を適用した結果を示す.