2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[1O4-J-12] ヒューマンインタフェース・教育支援: 教育とコミュニケーション

2019年6月4日(火) 17:20 〜 19:00 O会場 (1F 展示ホール左奥)

座長:瀬田 和久(大阪府立大学) 評者:倉山 めぐみ(函館高専)

18:00 〜 18:20

[1O4-J-12-03] ヒューマノイド・ロボットとの対話を利用した語用障害をかかえる人とのコミュニケーション学習

〇矢吹 渓悟1、角 薫1 (1. 公立はこだて未来大学)

キーワード:コミュニケーション支援、語用障害、ヒューマノイド・ロボット、言外の意味、定型発達者

本研究では,語用障害をかかえる人との適切な対話方法を学習するためのコミュニケーション学習支援システムを開発した.語用障害をかかえる人は,曖昧な発話の言外の意味が汲み取れないため,定型発達者との対人関係に問題をかかえる傾向がある.この問題の解決策として,定型発達者を対象とした,語用障害をかかえる人に伝わりやすい対話方法を学習するコミュニケーション学習支援システムを提案した.この学習システムは,事例をもとに語用障害をかかえる人をヒューマノイド・ロボットを用いて再現し,対話を通して語用障害をかかえる人との対話を体験し,伝わりやすい発話を模索しながら能動的に学習することができる.評価実験の結果,テキストベースよりも,学習効果が顕著であり,かつ非常に楽しみながら学習することができる教材であることがわかり,有効な学習手段と言えることがわかった.