2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » [OS] OS-9 顔文字の科学

[2E4-OS-9] 顔文字の科学

2019年6月5日(水) 15:20 〜 17:00 E会場 (301A 中会議室)

奥村 紀之(大手前大学)、Michal Ptaszynski(北見工業大学)、Rzepka Rafal(北海道大学)

16:20 〜 16:40

[2E4-OS-9-04] Convolutional Neural Network for Chinese Sentiment Analysis Considering Chinese Slang Lexicon and Emoticons

〇栗 達1、ジェプカ ラファウ1、プタシンスキ ミハウ2、荒木 健治1 (1. 北海道大学、2. 北見工業大学)

キーワード:絵文字、感情分析、ソーシャルメディア、深層学習

近年、ソーシャルメディアは私たちの生活に欠かせないものとなっている。インターネットスラングは、日常のオンラインコミュニケーションで使用される非公式の言語であり、感情表現として多く用いられる。同様に、絵文字は、感情のグラフィカル表現の手段としてソーシャルメディアで広く使用されている。したがって、インターネットスラングや絵文字がソーシャルメディアに与える影響を十分に理解することが重要である。本論文では、最も人気のある中国のソーシャルメディアプラットフォームであるWeiboの感情分析のために、中国語インターネットスラングと絵文字を考慮した畳込みニューラルネットワークモデルを提案した。実験結果より、提案手法が感情の極性を予測するための性能を著しく改善したことを確認した。