2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

一般セッション

一般セッション » [GS] J-13 AI応用

[2G5-J-13] AI応用: 信頼と価値と倫理

2019年6月5日(水) 17:20 〜 19:00 G会場 (302A 中会議室)

座長:江間 有沙(東京大学) 評者:長谷川 忍(北陸先端科学技術大学院大学)

18:20 〜 18:40

[2G5-J-13-04] ファクタと法的トポスに基づく課税裁判の判例分析

平田 勇人2、〇新田 克己1 (1. 産業技術総合研究所、2. 朝日大学)

キーワード:判例、価値判断、法情報学

判例は、事実データ、結論、原告と被告の主張、裁判官の判断理由が含まれた貴重な情報源である。判例を日本語のままで読み解くには負担がかかるため、判例を簡便に記述する方法を提案し、その有効性を評価することを目的とする。具体的には、ファクタ(事実と主張を表す命題)と法的トポス(価値判断の要素)を用いて記述し、裁判官の判決理由をトポス間の優先関係として分析することによって、精度の良い判決予測が可能になることを示した。