2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » [OS] OS-16 臨床の知

[2K5-OS-16b] 臨床の知(2)

2019年6月5日(水) 17:20 〜 18:40 K会場 (201A 中会議室)

諏訪 正樹(慶應義塾大学)、藤井 晴行(東京工業大学)、加藤 文俊(慶應義塾大学)

18:00 〜 18:20

[2K5-OS-16b-03] 環境との相互関係の変化に対する身体の分節的応答

〇田中 和哉1、跡見 友章2、高野 渉3、藤木 聡一朗4、長谷川 克也5、清水 美穂6、跡見 順子6 (1. 帝京科学大学、2. 杏林大学、3. 大阪大学、4. 獨協医科大学、5. 宇宙研究開発機構、6. 東京農工大学)

キーワード:姿勢制御、加速度センサ、片持ち梁

一般に,運動器的疾患による疼痛のため、運動量の確保が困難となる場合がある。従って,身体バランスや歩き方など,運動の質的側面に着目する必要性がある.人体においては、頭部を含めた体幹部の質量比は,身体全体における60%を占めるとされる。そのため、歩行動作や坐位での日常生活動作における効率性や安定性に大きな影響を与える.従って,姿勢・動作制御戦略における頭部・体幹部の分節性に関する評価が、動作の安定性や効率性の指標として重要である.本研究では、人の分節的な姿勢制御について、片持ち梁構造制御モデルに基づいて加速度センサを用いた検討を行った。結果として、環境と身体の相互関係の変化において、身体の分節的な応答が確認された。人の身体については、周波数帯域別の姿勢応答が生じている可能性が考えられた。