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[2L3-J-9-04] 対話型実習補助システム「V-TA」
キーワード:対話システム、ティーチング・アシスタント
本稿では,近畿大学の実習科目「情報メディアプロジェクトII」において実習補助として導入された対話システム「V-TA」の運用において得られた結果と知見について報告する.4か月の運用の中で,以下の知見が得られた.(1)受講生,TA,講師の協働により円滑な対話コーパスの収集を実現できた.(2)V-TAは特に受講生からの授業に対するフィードバック機構としての役割を担った.(3)V-TAは受講生からの質問のうち56%に正しく答えることができたことから,受講者からの質問応答タスクを半減させることに成功した.