2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

一般セッション

一般セッション » [GS] J-13 AI応用

[2O3-J-13] AI応用: 投資

2019年6月5日(水) 13:20 〜 14:40 O会場 (1F 展示ホール左奥)

座長:水田 孝信(スパークス・アセット・マネジメント株式会社) 評者:長谷川 忍(北陸先端科学技術大学院大学)

13:20 〜 13:40

[2O3-J-13-01] REIT保有不動産を使用した賃料推計モデルの作成

〇大沢 賢輝1、海老名 喜直1、田原 万悠子2、文屋 克隆2、星野 崇宏2,3 (1. 三菱UFJ信託銀行、2. 慶應義塾大学経済学部、3. 理化学研究所革新知能統合研究センター)

キーワード:不動産、賃料推定、J-REIT、回帰分析

不動産投資家にとって、不動産投資における主な収益源である賃料は大きな関心事である。ある土地から将来得ることができる賃料を事前に把握することで、投資判断に資することができる。
不動産の賃料は地価と密接な関係がある他、立地や物件の特徴にも影響を受ける。また、不動産投資の観点からは、新たに契約された不動産の賃料である成約賃料とは別に、継続賃料も考慮する必要がある。一定期間に個別不動産について実際に支払われた賃料を把握することができる情報の一つに、不動産投資証券(J-REIT)が年に1回または2回の決算期において公開している有価証券報告書がある。
そこで本研究では、J-REITから求めた賃料について、土地の公的な評価額である「公示価格」をベースとし、駅からの距離や建物の性質等の個別事象を反映した賃料推計モデルを作成する。