2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[3J3-E-4] Robots and real worlds: human interactions

2019年6月6日(木) 13:50 〜 15:10 J会場 (201B 中会議室)

座長: 何 宜欣(拓殖大学)、評者: 下川原 英理(首都大学東京)

14:30 〜 14:50

[3J3-E-4-03] チーム内の相互依存性を考慮したチーム交渉戦略

〇瀬戸口 大貴1、ムスタファ アーメド1、伊藤 孝行1 (1. 名古屋工業大学)

キーワード:チーム交渉、合意形成技術、集団的意思決定

自動交渉では、チーム交渉は最も重要な交渉手法の1つとして位置づけられている。チームとは、交渉の過程で複数の相互依存エージェントが交渉当事者として交渉に参加するグループである。既存のチーム交渉戦略は、チーム内の相互依存による決定の変化を考慮していない。本稿では、同一チーム内の相互依存性を考慮したチーム交渉戦略を提案する。この目的のために、提案された交渉戦略では、まずチーム内に存在する相互依存関係を表すパラメータを両方向に設定する。その後、各方向に投票処理が行われる。各チームメンバーの依存度を重み付けすることによって、その依存関係によるエージェント決定の変化が測定される。既存のチーム交渉戦略との比較実験は提案された戦略の効率を示した。