2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

インタラクティブセッション

[3Rin2] インタラクティブセッション1

2019年6月6日(木) 10:30 〜 12:10 R会場 (1F 展示ホール 中央)

10:30 〜 12:10

[3Rin2-13] 自己注意機構を利用したアスペクトベースの感情分析の日本語文への適用

〇赤井 龍一1、渥美 雅保1 (1. 創価大学大学院)

キーワード:感情分析、自然言語処理

感情分析は文章などの情報から感情を読み取ろうとするタスクである.LINEやTwitterに代表される,主に文を使ってコミュニケーションを行うSNSが発達してきているため,文情報から感情を読み取る技術が重要性を増している.近年,文脈情報を利用した感情分析手法として,アスペクト情報を利用した手法が注目されている.これら研究では,アスペクトベースの感情分析は3つのステージに分けて実現されている.最初のステージで文をアスペクトカテゴリーに分類し,二番目のステージで文中のその文のアスペクトを規定する単語の位置の推定を行い,最後のステージで極性を出力する.本研究では,自己注意機構を利用して文のアスペクト情報に注意を向けて感情分析を行うニューラルネットワークベースの手法を日本語文に適用する.そして,日本語文への適用の精度を英語文に対する適用の精度と比較する.