2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

インタラクティブセッション

[3Rin2] インタラクティブセッション1

2019年6月6日(木) 10:30 〜 12:10 R会場 (1F 展示ホール 中央)

10:30 〜 12:10

[3Rin2-24] 集団避難行動モデルを組み込んだマルチエージェントシミュレーションツール

〇石田 龍星1、秋吉 政徳1 (1. 神奈川大学)

キーワード:避難行動エージェント、創発、シミュレーションツール

災害時には迅速かつ安全に避難をすることが重要であり,避難安全計画や建物設計の支援のために,避難シミュレーションが用いられている.避難シミュレーションにはエージェント・ベース・シミュレーショ ン手法が主流となっており,マルチエージェントは簡単なルールからミクロ・マクロのループにより明示されていなかった新たな行動や現象が起こる創発現象を発生させることができる.本稿では,避難者間の相互作用によって創発される避難群衆行動の発生を目的として,シミュレータ使用者にとって予期しなかった避難行動への気づきを与える集団避難行動シミュレーションツールを提案する.