2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

インタラクティブセッション

[3Rin2] インタラクティブセッション1

2019年6月6日(木) 10:30 〜 12:10 R会場 (1F 展示ホール 中央)

10:30 〜 12:10

[3Rin2-45] 認知症のある人の個性表現に基づく自立を重視した生活環境デザインの評価と分析

〇寺面 美香1、石川 翔吾1、桐山 伸也1、加藤 忠相2、井出 猛2、竹林 洋一1,3 (1. 静岡大学、2. 株式会社あおいけあ、3. みんなの認知症情報処理学会)

キーワード:コンセプトネット、認知症、学習支援

本稿では認知症のある人の個性表現を基にした自立を重視した生活環境デザインの評価について述べる. 筆者らは生活支援を評価する環境を構築するため,認知症のある人の自立支援において先駆的な取り組みを実施している介護施設の記録を分析し,個性表現モデルの構造を設計した.設計を基に作成した個性表現ツリーによって,生活データの繋がりが見て取れ,施設ごとの記録の比較や分析が可能となった.これにより施設の実績を客観的に評価することが可能となり,ツリーを導入した学習は介護スタッフの自立支援に対する意識改革に有効であることが示唆された。