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[4C2-J-1-01] スパースモデリングに基づく神経回路の構造推定
キーワード:ニューロコンピューティング、スパースモデリング、神経回路、データ駆動型推論
近年,神経科学領域における計測技術の発展が著しい.特にカルシウムイメージングや膜電位イメージングによって,複数の神経細胞から同時に神経応答を観測することが可能となった.神経科学に関する知見を深めるためには,こうしたデータを活用し,データの背景に潜む神経回路ダイナミクスを解明することが重要である.本研究では,神経回路ダイナミクスと密接に関係があると考えられている神経回路の構造を推定する手法を提案する.提案手法は,統計的時系列データ解析手法の一つである逐次モンテカルロ法とスパースモデリング手法の一つであるGroup LASSOを融合させたものである.提案手法により観測された膜電位から神経回路の構造推定を行い,神経回路の推定結果から膜電位を再構成することで,提案手法の有効性を示す.