2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[4D2-OS-6] 人工知能と倫理

2019年6月7日(金) 12:00 〜 13:20 D会場 (301B 中会議室)

神崎 宣次(南山大学)、久木田 水生(名古屋大学)、服部 宏充(立命館大学)

12:20 〜 12:40

[4D2-OS-6-02] 倫理的設計学の構築に関する一考察

〇関口 海良1、堀 浩一1,2 (1. 東京大学大学院工学系研究科、2. 理化学研究所革新知能統合研究センター)

キーワード:倫理学、設計学、創造活動支援

21世紀の学問には社会的課題の解決に対する更なる貢献が求められている.そこで筆者らは「工学は社会的課題の解決にもっと貢献できないか?」と問いを設定した.筆者らはこれが可能であると考え,工学が更に貢献する為のひとつの在り方として,工学を含む新たな学術領域である「倫理的設計学」を提案する.倫理的設計学では,設計における視点や記述方法などの表現を再定義し,創造活動支援ツールを実験装置としても位置付け,またユーザスタディ等の実証を通して,社会的課題を体系的に解くことを目指す.本論文では,筆者らが行った実践例について示した上で,上記問いに対して肯定的な答えを導く.