2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » [OS] OS-7 AIの法学への応用

[4E2-OS-7a] AIの法学の応用(1)

2019年6月7日(金) 12:00 〜 13:40 E会場 (301A 中会議室)

佐藤 健(国立情報学研究所)、新田 克己(国立情報学研究所)

12:00 〜 12:40

[4E2-OS-7a-01] (OS招待講演)犯罪捜査支援のための犯罪者プロファイリング、その方法論の変遷と機械学習の展開

〇財津 亘1 (1. 富山県警察本部刑事部科学捜査研究所)

キーワード:犯罪捜査支援、犯罪者プロファイリング、機械学習

犯人が不明である未解決事件の早期解決を目的として、1970年代米国FBIより登場した犯罪者プロファイリング、中でも犯人像推定の方法論は精神医学や臨床心理学の知識を基にした分析手法から、1980年代には多変量データ解析を駆使したものと変遷し、今現在の主流となっている。そのような中、近年は我が国においても機械学習を応用した犯人像推定研究が始まる兆しがみられている。また、講演者においては、テキストマイニング技術を用いて、文章情報から犯人像を推定するといった研究も行っている。
 本セッションでは、従来の手法の変遷と現在の犯罪者プロファイリングの紹介、そして今後の展望について議論していくこととする。