2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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オーガナイズドセッション » [OS] OS-7 AIの法学への応用

[4E3-OS-7b] AIの法学の応用(2)

2019年6月7日(金) 14:00 〜 15:40 E会場 (301A 中会議室)

佐藤 健(国立情報学研究所)、新田 克己(国立情報学研究所)

14:40 〜 15:00

[4E3-OS-7b-03] 法律構成を表す双極議論フレームワーク上での推論

〇川﨑 樹1、森口 草介1、高橋 和子1 (1. 関西学院大学)

キーワード:法的推論、双極議論フレームワーク、双方向推論

法律の構成から双極議論フレームワーク(BAF)を構築する手法を示す.
各法律はその効果を発揮するために満たすべき要件事実と,
その効果を排斥させるための例外から成る.
それぞれを論証間の支持関係、攻撃関係に対応させて BAF を構築する.
また,BAF を用いて,与えられた事実から結論すなわち効果を発揮する法律が何かを
推論する手法を示す.
この手法は事実と結論の間の双方向の推論になっており,まず,与えられた事実のみから得られる結論を導き,
その推論結果を用いて新たな結論を導くのに必要な事実を抽出する.